チャレンジ3776メートル登山総合案内-富士山の環境美化活動
■富士山の環境美化活動
◇清掃活動 はじめてガイド
こんにちは!富士山NET事務局の(は)です。ここでは、私(は)が、環境保全・美化活動の中でも一番取りかかりやすい清掃活動について少しお話しいたします。環境保全・美化活動をご存じない方、参加してみたいけど迷っている方、参考にしてみてくださいね。
●富士山とその周辺のごみ
かつて富士山では、登山道周辺のごみが大きな問題でした。特殊な環境である富士山では、捨てられたごみは分解されずにいつまでも残ってしまいます。状況を見かねた人々によって清掃活動が始められました。「自分で出したごみは自分で持ち帰る」という意識は徐々に浸透し、落ちているごみを拾いながら登山する方もいらっしゃいます。現在では、5合目以上の登山道はかなりきれいになっています。
しかし、5合目より下の区域には現在でもまだ多数のごみが残されています。富士山を取り囲む国道138・139・469号沿線には多数のポイ捨てごみが散見されますし、青木ケ原樹海をはじめとするふもとの森には、昔捨てられた家庭ごみや悪質な不法投棄などがまだまだ埋まっているのです。
現在、たくさんの人が、個人で、企業で、団体で、清掃活動に携わっています。活動形態はそれぞれですが、皆「富士山をきれいにしたい」という思いはひとつです。
●実際に参加してみよう
「初めての清掃活動」には、ボランティア団体や自治体主催のイベントがおすすめです。これらは経験豊富なスタッフが揃い、プログラムがきちんと組まれ、拾い集めたごみを適切に処分してくれるからです。
こちらで
紹介していますので、参考にしてくださいね。
参加を思い立ったら、まずは申し込みをしましょう。安全管理や準備のため、多くの団体が事前申し込み制をとっています。分からないことがあったら、申し込みをするときに尋ねておきましょう。
●服装は
富士山の清掃活動は、登山の服装が参考になります。けれど、「動きやすい」「汚れてもいい」「けがから体を守れる」、この3つのポイントを抑えた服装であれば大丈夫です!!
服
肌の露出は避け、長袖長ズボンを選んでくださいね。固めで重いジーンズより、ジャージーや作業着などが向いています。重ね着をして、暑さ寒さに対応できるようにしましょう。
靴
サンダルやヒールのある靴は厳禁です。登山靴である必要はないですが、歩きやすくて踏ん張りが効く、丈夫なものを選びましょう。雨のときは長靴が威力を発揮しますよ。
帽子
熱中症対策として、また、尖った枝先などから頭を保護する意味合いから、必ず必要です。
ザック
手は常に自由に。荷物は背負えるかばんに入れましょう。
●持ち物は
手袋
清掃活動では、一番必要な道具です。普通の軍手でもいいですが、ときにガラスの破片などもあるので、指先や手のひらがラバー加工された軍手、革手袋、厚手のゴム手袋などがより安心です。
雨具
手が自由でなければごみは拾えませんので、傘は駄目。登山用のレインウエアならなおさら快適ですが、最低でもセパレートタイプであればよいでしょう。
飲料
熱中症対策で必要です。ただし、トイレのない場所での活動が基本ですから、飲み過ぎには注意。
便利な
道具
ふるい
…ごみについた土砂を払ったり、細かいガラス片を土からふるい分けたり、ごみを持ち運んだりと大活躍です。
ハンディくま手
…埋もれたごみを掘り出すのに威力を発揮します。手より軽い力で、取りたいものだけを掻き出せるので効率が上がります。
火バサミトング
…缶やビンなどが広範囲に散らばっている幹線道路沿い。茂みの中や生け垣の下も、これを使えば楽に拾うことができます。
●当日のスケジュール
受け付け→説明→作業が大まかな流れになります。指定された集合場所でまずは受け付けを済ませます。事前説明は基本的なことですが、作業の心構え、ごみの分別方法など重要なことばかりなのでしっかり聞きましょうね。
●参加費
参加費をとるかとらないかは主催する団体によって異なります。参加費は傷害保険や、拾ったゴミの処理ほか主催団体の活動資金に使われます。ぜひとも協力してください。
●ごみの種類と分別
捨てられているごみの種類は実に多岐にわたります。ティッシュペーパー、雑誌、お弁当の空箱など、ごみ箱をひっくり返したようなものから、古タイヤ、鉄板、金網フェンス、建築資材などの産業廃棄物まで、大小さまざまです。国道沿いのポイ捨てごみ、富士五湖の湖畔の疑似餌や釣り糸、人目につかない森の奥深くには不法投棄物など、場所によっても特色が変わります。
主催する団体やごみが運ばれる処理場などによって分別方法は異なります。当日の説明はよく聞いてくださいね。
可燃物
火がつくごみです。紙や布はもちろん、プラスチックやPETボトルもこれに入る場合があります。
不燃物
いわゆる「燃えないごみ」ですが、細かく分別しない場合もあれば、金属と割れ物(瀬戸物・ガラス類)に分ける場合、さらに金属をリサイクルできる飲食品の缶とそれ以外に分ける場合もあります。
粗大ごみ
袋に収まりきらない大きなごみです。一斗缶から布団、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品、ベッド、古タイヤや金網フェンスなど。
危険物
乾電池、蛍光灯、スプレー缶、注射針ほか医療廃棄物など、中に有毒物質が含まれるもの、爆発の危険があるものは特別に分けることもあります。見つけたら、専門知識のあるスタッフに対応を相談しましょう。
●団体行動を忘れずに
富士山近辺の清掃活動は登山道や森の中での活動が中心ですから、安全のためにも団体行動が基本になります。ルールを守って互いに協力し合いましょう。持つごみ袋を分担したり、一緒に大きなごみを掘り出して運んだり、協力し合う場面はたくさんあります。初対面の人ばかりでも、作業をこなすうちに自然と声を掛け合うようになりますよ。
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