ぐんないスポット探訪
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雁ノ穴(富士吉田市) 溶岩が作った巨大洞穴

雁ノ穴 (富士吉田)
富士山噴火の名残をとどめる雁ノ穴の「崩れ穴」。ハイキングコースだが、訪れる人は少ない=富士吉田市上吉田
 北富士演習場西側にあるアカマツ林の一角。約4ヘクタールの入会地に散らばる、2つの溶岩洞穴と16カ所の溶岩樹型群を総称して「雁ノ穴(がんのあな)」と呼ぶ。1932(昭和7)年、国の天然記念物に指定されたが、同じ年には富士山頂で富士山測候所が通年観測を開始した。

 溶岩樹型は縦穴が多いのが大きな特徴。10メートル近い深さの穴もあるので、訪れる際には足場に注意が必要。

 「崩れ穴」は、溶岩洞穴(長さ57メートル)の中央が崩落し、両端の洞穴が残ったもの。崩れた部分(溶岩溝)は、周囲よりも空気が冷たい。洞穴に入ると、天井部にぽっかりと穴が開き、差し込む陽光がまぶしい。穴は噴火時にガスが噴出した痕跡という。

 演習場内にあるため、雁ノ穴周辺の散策は立ち入り日に限られる。地元住民以外は、富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合(吉田恩組)で入山申請が必要。電話0555(22)3355。

 2013年、国土交通省富士砂防事務所が雁ノ穴に割れ目があることを把握。現地調査で溶岩が割れ目から噴出している形跡を確認。その後、山梨県富士山科学研究所の掘削調査で、山頂側(南側)の割れ目が噴火口であることが2016年に特定された。

 ■所在地 山梨県富士吉田市上吉田字雁ノ穴5605


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