富士山講座 山梨日日新聞の連載から

山梨日日新聞に掲載された「富士山」と「山ろく」の自然、文化、防災、研究などに関する連載記事を紹介します。
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富士山の歴史と文化
 古くから日本人の心を引き付け、夏には登山客でにぎわう霊峰富士。圧倒的な姿形の美しさに加え、噴火する活火山であるという一面は、人々の信仰心を一層高めた。甲府市内で4回にわたって開かれた講座「富士山の自然と歴史」(県生涯学習推進センター主催)では、富士山五合目周辺公園利用協議会の解説員が、噴火や登山の歴史、自然などについて語った。この中から噴火の歴史、登山の歴史を解説した2回の講演の内容を紹介する。(2012年3月)
繰り返した噴火 富士講から山ガールへ
平成富士山考 春の訪れ
 富士山の世界文化遺産登録に向けた動きが進んでいる。「信仰の対象、芸術の源泉となった名山」の恵みを受け、人々はさまざまな文化を生み出してきた。平成の時代のいま、そびえ立つ日本一の山とどのような関係を築いているのか。記者が、富士山をぐるりと巡りながら、霊峰に寄り添って暮らす人々の姿を描く。(2012年2〜3月)
ブーム支える若き山小屋後継者 「凍らない湖」に暮らす
「御師の家」継ぐ20代目 自殺防止 ギターで呼び掛け
夫婦で紡ぐこだわりのリネン
富士山河口湖音楽祭10年 北麓で生まれた響き
 世界的指揮者の佐渡裕さんが監修を務め毎年夏に開かれている富士山河口湖音楽祭が、今年で10回の節目を迎える。住民参加型の音楽祭として、地域に根差しながら回を重ねてきた音楽祭。10日の開幕に向けた参加者らの様子をリポートするとともに、佐渡さんに音楽祭への思いなどを聞く。(2011年8月)
中学生で編成 特別バンド 県民から公募 市民合唱団
裏で支えるボランティア 佐渡裕さん河口湖への思い
『道の駅』を歩く
 山梨県内の「道の駅」は、観光客らの人気を集めている。駅を支える人たちの取り組み、商品に込められた思いなど、富士北ろくの各駅を紹介する。(2010年11月)
かつやま どうし
なるさわ ふじよしだ
富士山 点描
 登山者が12日までに約16万人を数え、今年もにぎわいをみせる富士山。富士山に集う人々の思い、それを迎える人たちの取り組みを取材した。(2010年8月)
還暦夫婦登山ツアー 山小屋リニューアル
ご来光の新スポット7合目 24時間体制の救護所
若手クライマーのガイド
富士山 点描
 残雪のため山開き日の山頂登山ができず、波乱のスタートとなった今夏の富士山。今年も多くの登山者でにぎわっている富士山の様子を振り返る。(2009年8月)
外国人登山客 女性用更衣室
無洗米 布団のカーテン
富士講 看板統一化
富士を守る 憲章制定から10年
 富士山の保全をアピールする富士山憲章が制定されてから10年が経過した。美しい日本のシンボルを守ろうという理念は浸透しているのか。現状を追った。(2008年11月)
増える環境保全団体 高まる住民意識
富士登山 25万人の残像
 過去最多を更新している今夏の山梨県側の登山者数は、8月31日午後10時までに約24万7000人となり、25万人に迫った。9月以降も山小屋への宿泊予約が入っており、21年ぶりに20万人を突破した“富士山ブーム”は、夏山シーズン終了後も余韻を残す。一方で、遭難者が増えたほか、登山者殺到による環境破壊を懸念する声も出るなど、新たな課題も浮き彫りになった。歴史的な夏となった富士山の2008年を検証する。(2008年9月)
入山スタイルが多様化 救護所の受診者増加
「環境トイレ」に長い列 渋滞慢性化する登山道
閑古鳥鳴く五湖観光
日本の世界文化遺産を行く
 普遍的な文化価値を有し、厳しい諸条件を満たしたもののみが登録される「世界文化遺産」。山梨県民の誇りで「日本の宝」である富士山も昨年6月の世界遺産委員会で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の暫定リストに登載されたことが報告され、正式候補の1つとなった。国内では1993年、法隆寺と姫路城が世界文化遺産に登録されて以来、これまで11件が登録されている。日本各地にある世界文化遺産を訪ね、その魅力をシリーズで伝えていく。(2008年5月〜2009年3月)
姫路城 紀伊山地の霊場と参詣道
厳島神社 原爆ドーム
法隆寺地域の仏教建造物 古都奈良の文化財
古都京都の文化財 琉球王国のグスク及び関連遺産群
白川郷・五箇山の合掌造り集落 石見銀山遺跡とその文化的景観
日光の社寺
民話伝承
 富士北ろく地域に伝わる民話を紹介する。(2007年11月〜)
「鶴の霊威」が豊作招く 頭かがめた不思議な地蔵
干ばつ時、池に降雨祈る 頼朝の「巻狩り」に由来か
美女に嫉妬うの島の弁天様 現代に残る石組みにロマン
八海命名、悲しい伝説も 弘法大師の祈りで大木に
「山中湖の守り神」白竜 農民の祈りで村が豊かに
ツルになった徐福 大月市の「桃太郎伝説」
源頼朝が弓で射た岩 古里思って泣いた「鐘」
「雨ごい」かなえた池 河童が教えた傷薬
版画の霊峰−萩原英雄作品から
 抽象木版画に無類の世界を築き上げた萩原さんは、「三十六富士」「拾遺富士」「大富士」など富士山を描き続けた画家でもある。心の奥底にいつも流れていた故郷への思いの吐露。萩原さんが表現した富士山を12回シリーズで紹介する。(2007年7月〜8月)
「暮れなずむ」 「日輪富士」
「曙富士」 「御坂残月」
「雪もよい」 「雨上がる」
「山中湖暁雲」 「投影富士」
「紅葉富士」 「晩秋残映」
「二合目快晴」 「春日遅々」
噴火への備え 富士山防災避難マップから
 山梨県富士北ろくの7市町村でつくる富士山火山防災協議会が、富士山噴火に備えた住民向けの「防災避難マップ」を策定した。噴火時に考えられる被害エリアを地図上で3段階に分け、「避難の開始」「避難の準備」など、気象庁が発表する火山情報に応じて住民や観光客らが取るべき行動を示した。富士山噴火によって被害が起こり得るエリアの特徴や、各地域が抱える課題を探る。(2006年4月)
北ろく全域 富士吉田
富士河口湖 鳴沢
山中湖 忍野
西桂 身延
やまなし氷景めぐり
 山梨県内各地で、滝が凍結したり、観光客用に設けた氷のオブジェが出現するなどしている。厳冬の風物詩として、見どころを順次紹介する。(2006年1月〜2月)



雪と共演′カ想的世界 純白の結晶清流包む
光が織りなす幻想空間 渓谷に巨大な滝¥o現
光に浮かぶ氷オブジェ 天地一望 富士と競演
地名考
 冨士北ろく地域を中心とした地名の由来を解説。(2005年11月〜)
噴火の溶岩流表す「丸尾」 通称にみる城下町の名残
三島神社の大槻が由来 水の多寡が由来分ける
林に由来、「木立」説が有力く 豪族・山中氏に由来
鹿留から四方津に改称説も 湿地や宇宙に由来か
富士山噴火、湖に由来 桂川にちなむ梁川
1893年に桂村が二分 「倉見」は夕暮れに由来か
ジラゴンノ 由来に諸説 平安の検非違使に由来
巨大な石や「大古」の説 村内に植物スゲ自生
「あれ暗い」が由来か 「本栖」信玄の書簡に明示
ハザードマップに見る富士山噴火
 山梨県富士北ろく地域を中心とする8市町村でつくる「富士山火山防災協議会」は、富士山噴火の際の被害想定範囲などを盛り込んだ住民周知用マップ(ガイドブック)を作成した。溶岩流、噴石、火山灰など、噴火時に発生する現象ごとに、考えられる被害エリアなどを地図上で示しているのが特徴。富士山噴火では、どのような災害が起こり得るのか。ガイドマップをもとに紹介する。(2004年10月〜11月)
溶岩流 噴石
火砕流 融雪型火山泥流
火山灰 土石流
活動史
吉田の火祭りを探る 市教委・調査委員会の調査から
 富士山の山じまいを告げる行事として、日本三奇祭の一つに数えられる吉田の火祭り。山梨県富士吉田市教委が2003年設置した「吉田の火祭調査委員会」(委員長・福田アジオ神奈川大教授)は、「吉田の火祭」として、国の無形民俗文化財指定を目指し、現行の祭りの記録や史料の調査などを進めている。諏訪神社を介した周辺地域の祭礼との関連性、中世から受け継がれてきた富士山への畏敬(いけい)の精神−。これまでの調査から吉田の火祭りのルーツを探った。(2004年8月)
すそ野に広がる諏訪信仰 ふもと練り歩く「お山さん」
郡内再発見 富士五湖JC記念冊子から
 富士五湖青年会議所は創立45周年事業として、富士北ろくを中心とする郡内地域の逸話や豆知識を一般公募し、小冊子「富士五湖100へぇ〜」を作った。民放の人気テレビ番組風にまとめたもので、地元でもあまり知られていない“ネタ”が盛りだくさんだ。応募作品の一部を紹介していく。(2004年8月〜12月)
100年以上前のレール 北富士工高の校歌
男装で登った女性 「都はるみ」が歌っている
甲子園のツタが育っている 3倍以上の湧水群
昔、路面電車があった 不思議な音がする大岩
富士吉田市出身の隊士 夏と冬では速度が違う
水道料金は日本一安い 映画「ラストサムライ」
クレソンの出荷量日本一 アンパンマンの家
キャベツのワイン 「うの島」には縄文遺跡
湖底には古代の村 不思議な“坂道”
愛知県知事を連続6期 「ツバキの家」
月二回の「停電日」 県内最古の民家
『竹取物語』に由来
富士の自然遺産−レッドデータから見る素顔 渡辺通人
 富士山には自然がいっぱいある。しかし絶滅危ぐ種にあげられている動植物も多い。こうした絶滅危ぐ種を紹介しながら富士山の自然を守っていく大切さを考えて見る。(2004年7月〜8月)

大きな役割果たす草原 特異な様態をもつ樹海
多様な生物育むブナ林 ハイマツのない亜高山帯
過酷な環境もつ高山帯 火山荒原の宝永火口
貴重な山地帯の疎林 里山の雑木林を守ろう
富士と生きる 中川雄三
 日本一美しい山、富士山。この富士山をいつまでも後世に残すのは、我々の務めでもある。しかし、富士山ろくの自然環境は荒廃しつつある。そこで、山ろくに生息している野生動物への影響などを中心とした環境の変化の実情を紹介する。(2003年7月〜8月)
美しい富士とは 山頂に立つ特別な資格
小さな命への思いやり コケむす梅雨の青木ケ原樹海
野生動物とペットたちの悲哀 溶岩洞窟とコウモリたちの受難
神秘の世界の生き物たち 途絶えた冬の使者・オオハクチョウ
中川雄三さんのHPはこちらから
富士北ろく科学の森 山梨県環境科学研究所からの報告
 山梨県環境科学研究所が2003年春、オープンから7年目を迎えた。富士北ろくの豊かな自然の中、各分野に国内の一線級の研究者をそろえた同研究所は、県内の自然環境の研究・情報発信のほか、環境の変化が生活や健康に及ぼす影響、鳥獣害防止、河川の水質浄化など、さまざまなテーマで研究を進めている。多年度で取り組むプロジェクト研究も順次成果がまとまりつつある。現在までの研究成果と進行中の最新研究について、同研究所の研究員に寄稿してもらった。(2003年3月〜7月)
剣丸尾のアカマツ林 蝶を守る豊かな自然
衛星による環境モニタリング 眠るための環境
富士山噴火の明と暗 野生動物 身近に出現
熱中症の季節 地下水にバナジウム
緑の分布がまちづくりの指標 シカの生態と食害調査
おもしろ資料館 富士吉田歴史民俗博物館
 富士吉田市上吉田の市立歴史民俗博物館は、富士山の自然や文化、生い立ち、人々とのかかわりなど富士山のことなら何でも分かるほど多数の資料を展示している。「おもしろ資料館」として主に小・中学生向けに「富士山」を紹介する。(2003年4月〜5月)




祈りと人形 金鳥居と御師の町
富士山の神と仏 富士山の遺物「懸仏」
昔の富士登山 特産物の郡内織物「かいき」
富士吉田の生活の歩み 江戸時代の水路トンネル「新倉掘抜」
富士山の地下水 現状と問題点
 世界水フォーラム(2003年3月開催)のプレ・フォーラムとして、「富士山の地下水の現状と今後の問題」についての講演会が2002年12月14日に山梨県環境科学研究所で開かれた。第一線の研究者6人の報告要旨を紹介する。(2002年12月)
メカニズム 微量成分
おいしさ 小浜池の枯渇
塩水化の克服 忍び寄る汚染
富士に祈る−昔も…今も…
 富士山は古くから、信仰の山として、民衆の生活に深く根付いてきた。富士山の山肌からは、その信仰を裏付ける遺構や遺物が数多く発掘されている。富士信仰は時代とともに移り変わり、富士はそれぞれの時代の要求を受け入れてきた。2002年9月29日まで富士吉田市歴史民俗博物館で開かれている企画展「富士の信仰遺跡」と、富士を信仰する集団「富士講」の活動から、現代へとつながる富士信仰の姿をたどる。(2002年9月)
富士吉田市歴史民俗博物館の企画展から 塩山に息づく「山一講」
新夏草道中「吉田の火祭り」講座
 夏の終わりの風物詩、吉田の火祭りは全国的に知られた行事である。しかし、この祭りの光と熱の情景を印象づけられた人は多いが、祭りの背面にある富士信仰の歴史的変遷、民俗的考察、祭りを囲む富士北ろくの自然などについては知られていない面、未解明の部分も多い。2002年の講座は火祭りを通して、これらの面を探求することを目標とするものである。(2002年8月)
富士山の信仰と自然 富士山信仰と御師
物忌の習俗 富士山噴火
県内各地の盆行事
私と富士
 山梨県にゆかりの作家たちが山梨日日新聞に寄せた「私と富士」のエッセーと作品を紹介する。(2002年6月〜8月)
姿を間近で拝める喜び 大切なもの問いかける
清らかな姿変わらずに あこがれの山に愛着心
飽くことのない多様な姿 ふるさと感じる心の山
薄れゆく「聖地」の意識 素晴らしい自然の造形
高貴な女性美を感じる 青く透き通った心の山
富士に包まれ心を澄ます 四季折々に姿変え魅了

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