富士撮影の足跡、伝記に

富士撮影の足跡、伝記に
 山梨県忍野村が、富士山を60年にわたり撮り続けた写真家で村にゆかりのある故岡田紅陽(1895−1972年)の生誕百年記念に製作した伝記「富士こそわがいのち」。

 「富士こそわがいのち」は1997年発行。B5判で全164ページ。2800部を製作、村内に配布したほか、村内外の図書館などにも寄贈した。村は岡田氏が生誕100年を迎えるのを機に業績を見直そうと1994年度に調査を実施。1995、1996年度の2カ年の継続事業で作った。

 伝記は、富士山を「富士子(ふじこ)」と呼んで敬愛し、富士山の写真を約38万枚撮影した岡田の足跡を振り返っている。郷土史家の坂本徳一さんが執筆した。

 また、遺族の協力を得て、岡田氏の作品や忍野村民とのスナップ写真約100点も掲載。富士山の神々しい姿を写し昭和天皇にも献上されたという「神韻霊峰」や、富士山をバックに忍野八海の水車小屋を配した「雪の水車」、旧五千円札・現千円札の絵柄にも採用された本栖湖畔から望む富士山を写した「湖畔の春」など代表的な作品も収めている。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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