さわって感じる冨嶽三十六景

さわって感じる冨嶽三十六景
 常磐大(本部・水戸市)コミュニティ振興学部の中村正之教授と同大の学生有志でつくる研究チーム「TEAM MASA(チーム・マサ)」が、視覚障害者らに芸術作品を楽しんでもらおうと制作した、葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」全46点の絵に凹凸をつけた立体的な触覚型資料作品「さわれる冨嶽三十六景」

 触覚型資料作品は、構成要素分割表現法という手法を用いて、描かれた富士山や波、舟などの情報を順を追って4枚の絵で説明し、位置関係などを確認しやすいように考慮。加熱することで絵に凹凸を施すことができる「スウェルペーパー」を活用し、原画の雰囲気を忠実に再現した。

 制作には、山梨県立博物館が「冨嶽三十六景」シリーズ全46点の画像データを中村教授らの研究チームに提供。2013年春から制作に着手し、同年秋に完成、県立博物館に贈った。

 2015年2〜3月には、県立博物館で大規模展示会を開催。「甲州石班澤」「甲州三嶌越」「身延裏不二」など山梨と縁がある作品のほか、「神奈川沖浪裏」「遠江山中」など二十数点を展示した。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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