国内屈指の過酷なトレイルラン

国内屈指の過酷なトレイルラン
 富士山の麓から5合目および山頂まで一気に駆け上がる富士登山競走は、「国内屈指の過酷なトレイルラン」とも評され、歴史ある大会。第1回大会は1948(昭和23)年7月28日に行われた。現在は7月の第4金曜日に開催されている。山梨県富士吉田市主催、山梨日日新聞社・山梨放送など共催。

 富士吉田市役所前をスタートとし、富士山吉田口登山道を舞台に、「山頂コース(全長21キロ・高低差約3000メートル)」と「5合目コース(全長15キロ・高低差1480メートル)」の2コースで健脚を競う。

 両コースとも制限時間が設けられていて、制限時間内にゴールできないと完走とみなされない。また山頂コースには途中、5合目と8合目に関門(通過打ち切り時間)を設定。設定時間内に各関門を通過できない場合、その場で競技終了となる。さらに、5合目コースでは、安全なレース運営のため、2016年大会から「馬返し」地点に関門(通過打ち切り時間)を設定。

 歴代最高タイムは、山頂コース男子が第64回大会の2時間27分41秒、同女子が第39回大会の2時間51分36秒。5合目コース男子は第69回大会の1時間17分05秒、同女子は第58回大会の1時間32分12秒。

 2016年の第69回大会は7月22日に行われ、参加者は両コースあわせて3558人。山頂コースは強い風雨のため、ゴールを5合目に変更した。完走者は、山頂コース男子が1990人(完走率92.1%)、同女子が114人(同80.9%)。5合目コース男子は1104人(同99.0%)、同女子は140人(同99.3%)。5合目コースの男子では34年ぶりに大会記録が更新された。

 第67回大会から参加料が、安全対策に加え、消費税増税、富士山の入山料(協力金)徴収を踏まえ、山頂コース1万5000円、5合目コース1万円となった。また大会マークを一新。実行委員会が全国から募集し、205点の応募作の中から新たな大会マークを決めた。大会マークはパンフレット、ポスターなどで活用されている。

 2017年の第70回大会は7月28日に開催。参加申し込みは、3月21日午後9時から同23日午後9時までインターネット(http://runnet.jp/)で受け付ける。山頂(定員2500人)、5合目(同1276人)。定員とは別に富士吉田市出身ランナー枠(20人以内)を設ける。
富士山NET−富士登山競走
大会 実施日 山頂男子 山頂女子 5合目男子 5合目女子 参加人数
第30回 1977/7/25 2:50:30 1:28:10 730
第31回 1978/7/25 2:52:40 1:25:13 965
第32回 1979/7/25 2:47:18 1:24:08 1,055
第33回 1980/7/25 1:19:28 1:22:03 1,272
第34回 1981/7/25 2:55:11 1:20:00 1,115
第35回 1982/7/25 1:20:14 1:19:19 1,357
第36回 1983/7/25 2:45:25 1:23:13 1,212
第37回 1984/7/25 2:50:06 1:20:57 1,265
第38回 1985/7/25 2:48:20 3:37:29 1:22:22 1:56:59 1,510
第39回 1986/7/25 2:42:16 2:51:36 1:20:52 1:48:10 1,755
第40回 1987/7/25 2:48:19 2:59:33 1:20:11 1:52:06 2,210
第41回 1988/7/25 2:37:58 2:56:31 1:20:37 1:35:43 2,244
第42回 1989/7/25 2:39:18 3:02:12 1:21:38 1:38:29 2,119
第43回 1990/7/25 2:36:23 3:29:10 1:20:09 1:46:45 2,373
第44回 1991/7/25 2:39:58 3:29:51 1:20:32 1:47:09 2,145
第45回 1992/7/25 2:41:08 3:33:52 1:21:36 1:44:43 2,844
第46回 1993/7/25 1:21:16 1:44:00 1:22:18 1:47:46 掲載なし
第47回 1994/7/25 2:41:01 3:30:37 1:21:13 1:47:17 2,402
第48回 1995/7/25 2:40:36 3:28:25 1:21:11 1:45:56 約2,300
第49回 1996/7/25 2:39:35 3:33:18 1:23:22 1:45:38 2,112
第50回 1997/7/25 2:37:30 3:18:58 1:22:16 1:42:48 2,356
第51回 1998/7/25 2:40:02 3:26:02 1:21:48 1:47:17 2,572
第52回 1999/7/25 2:53:44 3:10:23 1:22:43 1:47:15 2,725
第53回 2000/7/25 1:20:43 1:31:25 1:22:52 1:44:49 2,422
第54回 2001/7/25 2:47:54 3:05:16 1:22:26 1:44:36 2,199
第55回 2002/7/26 2:52:53 3:10:17 1:23:21 1:44:43 2,609
第56回 2003/7/25 2:47:57 3:12:51 1:22:36 1:44:58 2,763
第57回 2004/7/23 2:45:54 3:06:02 1:22:35 1:46:29 2,849
第58回 2005/7/22 2:49:41 3:15:27 1:24:43 1:32:12 2,926
第59回 2006/7/28 2:32:40 3:36:52 1:22:22 1:34:43 2,958
第60回 2007/7/27 2:42:55 3:33:55 1:23:04 1:49:01 2,996
第61回 2008/7/25 2:47:04 3:12:21 1:26:07 1:46:53 3,240
第62回 2009/7/24 1:15:15 1:33:00 1:21:48 1:53:12 3,330
第63回 2010/7/23 2:53:00 3:18:41 1:19:57 1:33:54 4,686
第64回 2011/7/22 2:27:41 3:10:45 1:22:00 1:40:58 3,521
第65回 2012/7/27 2:33:59 3:07:51 1:25:42 1:45:17 3,676
第66回 2013/7/26 2:49:40 3:23:47 1:23:29 1:38:16 3,968
第67回 2014/7/25 2:47:45 3:11:44 1:19:38 1:43:14 3,560
第68回 2015/7/24 2:45:56 3:13:39 1:24:27 1:40:47 3,513
第69回 2016/7/22 1:19:22 1:36:45 1:17:05 1:34:18 3,558
※第33回、第35回、第46回、第53回、第62回、第69回は悪天候のため、山頂コースは5合目までの短縮コースで実施。
※白抜き文字は各コースの歴代最高タイム。
※5合目コースが新設された第30回大会からの記録を掲載。男女別の部門は第38回大会から採用。各データは山梨日日新聞社総合データベースより。


山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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