富士吉田市の「富士山課」

富士吉田市の「富士山課」
(ふじよしだしの「ふじさんか」)

 「富士山に登りたいのですが、今は大丈夫ですか?」「吉田のうどんを食べるには、どの店に行ったらいい?」。山梨県外からのこうした問い合わせの電話がかかってくるのが富士吉田市役所の「富士山課」。富士山の魅力を世界中に発信するとともに、富士山やその周辺についてのガイドも担う総括的な窓口。

 富士山課は2001年に開設。複数の部署に分散していた富士山に関する観光、環境施策を統一する目的で設置した。課内には「観光ふれあい」「環境みらい」の2係を設けた。

 環境配慮型トイレの設置に向けた山小屋との調整、外国人登山客用の登山ガイドの作成など開設以来富士山にかかわる施策を次々に手掛けてきた。近年では、一時廃れていた一合目から五合目までのふもとの登山道を「エコトレッキング」ブームに関連づけてPRするなど、富士山の新たな側面に光を当てることにも力を入れている。

 一方で、富士山にとどまらず、市内の観光スポットを次々と市外や県外に広めたのも「富士山課の功績」(市幹部)。下吉田地区の「昭和レトロ」の街並みや、「吉田のうどん」、上吉田地区の御師(おし)の家など、それほど脚光を浴びてこなかった部分に観光客の目を向けさせた。

 2008年度には課内に「世界遺産推進室」を開設し、世界文化遺産登録に必要な保存管理計画の策定作業や住民説明会開催のための資料づくりなどを行ってきた。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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