富士山における「外来植物」の調査(2)

富士山における「外来植物」の調査(2)
 2014〜15年の夏に行われた、県富士山科学研究所の中野隆志主幹研究員らによる調査で、富士山5合目付近から7合5勺の間に、6種類の外来植物が定着していることが判明。登山道の山小屋や石垣付近、登山道から離れた場所で見つかり、種子が登山者や工事用車両などに付着して運び込まれた可能性があるという。

 5合目付近から7合5勺にかけて吉田口登山道と下山道の一部を調べた結果、定着を確認した外来植物はヨモギ、バッコヤナギ、ウシノケグサ、タチツボスミレ、シロツメクサ、ナガハグサの6種類。特に山小屋や石垣などの人工物の付近に集中していた。ヨモギ、バッコヤナギ、ウシノケグサは特に目立ち、ウシノケグサは登山道から離れた火山性荒原でも見つかった。

 シロツメクサとナガハグサは、もともと国外から持ち込まれた外来種で、種子が運ばれて定着した可能性が高い。ほか4種類は5合目以下でも自生が確認されており、種子が運ばれたり、自生エリアが自然に拡大したりした可能性がある。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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