富士急行線・富士山駅

富士急行線・富士山駅
 開業は1929(昭和4)年6月19日。富士山麓電気鉄道の大月−富士吉田間(23.6キロ)開業と同時に「富士吉田駅」として誕生。

 ルーツは、1900年に開業した都留馬車鉄道の「上吉田停車場」といわれる。都留馬車鉄道は、小沼(現・三つ峠)から上吉田(現・富士吉田)、山中湖を経て、御殿場を結び、大月−小沼間の富士馬車鉄道と乗り継ぐことで、中央線方面から富士山・富士五湖地域へのアクセスが飛躍的に向上した。

 その後、2つの馬車鉄道は富士電気軌道に統合され、馬車鉄道の軌道を利用したミニ電車が運転されたが、増大する富士登山や富士五湖観光客に対する輸送力の逼迫や、将来の富士山・富士五湖地域の開発・発展には本格的な鉄道建設が必要不可欠とされ、29年に富士急行の前身である富士山麓電気鉄道が開業した。

 大月方面から来た電車は当駅でスイッチバックし、河口湖駅方面に向かって後進を始める。急傾斜を登る目的以外でスイッチバック方式があるのは珍しい光景で、山中湖方面にも線路を敷設して富士山を一周しようとした開業当初の構想の名残でもある。富士急行線の駅で唯一、ターミナルビルを有する。1975年に建設されたビルには食料品や衣料品などのテナントが入居。駅を利用する吉田高や富士北稜高、ひばりが丘高の生徒らが多く立ち寄る。

 2011年7月には駅名を「富士吉田駅」から「富士山駅」に名称変更し、駅施設およびターミナルビルをリニューアルした。同駅を始発とするバス2路線も新設。ブームとなっている富士登山など、富士山観光の拠点としての利便性を高め、利用者の増加を図る。

 ■所在地:山梨県富士吉田市上吉田2−5−1
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