富士山すみれパティスリー

富士山すみれパティスリー

 富士北麓地域で栽培されたビオラの花を使ったクッキー。オレンジの花びらが鮮やかに映える一品。

 クッキーを作ったのは、富士吉田市新屋の農家佐藤裕子さんと同市の菓子店「アーヴェント」。農業の6次産業化を支援する山梨県の「美味しい甲斐開発プロジェクト」に加わり、2014年夏から試作を重ねて2015年2月に商品化。

 佐藤さんが無農薬で育てたビオラをクッキーの表面にあしらい、見た目を華やかに彩った。「花の鮮やかさが失われないよう、低温でじっくり焼くなどの工夫をした」(アーヴェントの輿石初女さん)。

 風味付けにも花を使用。粉末状にしたカモミールの花を生地に混ぜている。香りを生かすため、香料や着色料などは使っていない。「外はさくっとしているが、中は柔らかく、食べるとカモミールの香りが鼻に抜ける」(輿石さん)。

 標高が高く寒冷地の富士吉田市は、きれいに発色するビオラの栽培に向いているという。栽培農家は7軒ほどあり、佐藤さんは「食べられる花が、花栽培の新たな活路となるよう育てていきたい」と話す。

 「富士山すみれパティスリー」のブランド名で、アーヴェントのほか、富士北麓地域の土産物店やスーパーなどで販売。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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