富士山世界文化遺産・構成資産 『三保松原』

富士山世界文化遺産・構成資産 『三保松原』

 静岡県静岡市。駿河湾に臨み、富士山頂の南西約45キロに位置する松原。富士山と関わりがあるとされる天女と地元漁師の交流を描いた「天女伝説」の舞台で、松原越しに富士山を望む景勝地として知られている。

 海岸線約4キロにわたって5万本のクロマツが繁茂。古くから多くの芸術作品に取り上げられ、日本最古の歌集である万葉集が編さんされて以降は、数多くの和歌の題材となった。絵画でも富士山を描く典型的な構図となり、多くの作品に描かれた。歌川広重らの作品は海外にも広く知られている。

 富士山の世界文化遺産登録に当たり、国際記念物遺跡会議(イコモス)は、三保松原を富士山から離れていることなどを理由に構成資産から除外するよう勧告していたが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、富士山の構成資産として登録することを認めた。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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