「奉納鯉の碑」とモニュメント・記念碑

「奉納鯉の碑」とモニュメント・記念碑
 山梨県山中湖村山中にある「奉納鯉の碑」は、現在の埼玉県寄居町を中心とした富士講「丸正講」の行者が1801(享和元)年3月に八海巡りという富士講の修行で山梨県の山中湖を訪れた際、捕えられた生き物を解放する「放生会」というしきたりによってコイを放流した記念に建てられたたものであることが、村内に残る資料などから判明。

 『奉納鯉』と刻まれたこの碑は、富士五湖に魚を放流した記録としては最古のもので、山中湖が富士山信仰に重要な役割を果たしていたことを知る貴重な資料とされ、同村は2000(平成12)年2月、碑を村史跡文化財に指定した。

 この「奉納鯉の碑」を広く知ってもらおうと、同村山中区が湖畔にある碑の横に、2匹のコイをあしらったモニュメントと碑についての説明文を刻んだ記念碑を設置。同年11月に除幕式を行った。

 設置されたモニュメントと記念碑はともに御影石製。モニュメントは縦約1.5メートル、横約5メートルで、2匹のコイが湖面を躍る姿を表現している。記念碑は縦1.1メートル、横1.3メートル、厚さ9センチ。丸正講が建立した「奉納鯉の碑」についての説明や富士講の歴史が彫り込まれている。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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