「清流のシンボル」水中花

「清流のシンボル」水中花

 白く可憐な花が清流に揺らめく姿が涼を誘う「梅花藻(バイカモ)」はキンポウゲ科の多年生の水中花。水温15度前後の清流に生息し、夏になると梅の花のような白い花を咲かせることからこの名がついたといわれている。

 生息地は、湧水などがある冷たくきれいな流水の水域に限られる。近年、河川改修や環境汚染などによって全国的に数が減り、山梨県レッドデータブックでは絶滅危惧種(1B類)に分類されている。

 「平成の名水百選」に選ばれていている都留市の「十日市場・夏狩湧水群」は多くのバイカモの生息地として知られているが、雑排水の増加や水路の地下化、道路拡張に伴うバイカモの抜き取りなどを背景に、近年、生息数に減少がみられるという。

 そのため、湧水を守る活動をしている地元の住民グループや大学生有志らが現在、実態調査や環境整備を行うなど、保全・保護活動に取り組んでいる。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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