富士に鷹図の化粧まわし

富士に鷹図の化粧まわし

 山梨県甲府市出身の日本画家・望月春江(1893〜1979年)によって富士山と鷹が描かれた、鳴沢村出身で戦前に活躍した力士・富士ケ嶽(1909〜82年)の化粧まわし。

 富士ケ嶽(本名・渡辺孝一郎)は1931年に初土俵を踏み、身長190センチの恵まれた体格を生かし、最高は前頭3枚目まで番付を上げた。1945年11月に引退。その後は東京都墨田区内に保育園を開き「ガリバー園長」として親しまれた。

 絹地の化粧まわしには直接、顔料で絵が描かれ、隅には「春江」という字が入っている。1935年制作。25年ほど前に富士ケ嶽の妻が村に寄贈。村で保管していたが保存環境を考慮し、2012年に県立美術館へ寄託した。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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