1969(昭和44)年2月24日付

1969(昭和44)年2月24日付
『ハイウエー・バスお目見え 甲府−東京1時間短縮 中央道開通と同時に』

 中央高速自動車道の相模湖−河口湖間は3月17日に開通するがこれまで国道20号線を利用して運行していた山梨交通(甲府−新宿西口)富士急行(山中湖旭日丘−新宿西口、本栖湖−新宿西口)京王帝都(京王旭日丘−新宿西口)のバス路線も中央道回りに変更され所用時間も大幅に短縮されることになっている。

 山梨交通、富士急行、京王帝都の3社とも運輸省に対し路線変更申請を出している。中央道を利用すると甲府−新宿西口まで(128.24キロ)の所用時間は1時間20分短縮され3時間15分に、山中湖旭日丘−新宿西口(128.64キロ)はこれまでの3時間半から2時間40分、本栖湖−新宿西口(128.64キロ)は3時40分から2時間45分と55分短縮される。

 料金は現行の500円からいずれ150円値上げされ650円となるが、バス公社では国鉄に対抗し「時間が早く確実にすわれるバスの旅をどうぞ」と観光客にPRすることにしている。中央道のバス停留所には4車線の幅があるサービスエリアが当てられ、甲府から新宿西口までは石和、勝沼とこれまで通り、大月から中央道にはいり、猿橋、上野原、相模湖、八王子、日野、府中、新宿となっている。

 全国から観光客の集まる富士山ろくの山中湖、本栖湖からのバスは河口湖インターチェンジから中央道にはいり、下吉田、西桂、都留の停留所を通って大月インターチェンジにはいり甲府からの路線と同じコースをたどることになっている。運行路線の変更は早ければ開通時、おそくとも4月1日には認可になる見込みだ。

 中央道は東京から相模湖インターチェンジまでが4車線、相模湖から河口湖インターチェンジまでの県内は2車線となっている複雑な構造だ。県陸運事務所では事故防止のため来月上旬実際に中央道でバスを運転し追い越しやブレーキ操作などのテストを行なうことになっている。高速自動車道に対する運転、整備管理者、運転手の教育は本県では3年前から行なわれているが名神、東名などの高速道と違い、中央道は2車線と4車線に分かれ制限速度も違っているため勝手が違うようだ。

 特に県内分の中央道は2車線で中央に分離帯がないことから車の整備、運行については細心の注意が心要となってくる。運転者のちょっとした気のゆるみ、車の小さな故障が思いがけない大事故を引き起こす…。自家用、営業用を問わず高速運転の基本教育はドライバーにとって欠かすことのできないものと指摘されている。【当時の紙面から】

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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