1950(昭和25)年7月11日付

1950(昭和25)年7月11日付
『バス・富士へ登る 大石茶屋まで改修成る』

 富士上吉田町と同町観協が協調して県に請願し、さきごろの県議会で工費が決議された県道富士登山道の改修は、直営工事として土木課谷村出張所吉田工営所の手で6月27日に起工、毎日作業員120人を入れて幅員拡張と路面整理を実施していた。予算では浅間神社裏から大石茶屋までの約8キロだけが施工されるだけなので、吉田観協では万難を排して馬返までの完工をねらった。しかし意外に出足の早い登山客に続工を見合わせて、今年は大石茶屋で一応工事を打ち切り、10日からローラーによる路床固めを開始し貸切自動車の自由乗り入れに備えることとなり、9日は工営所員と秋山土建社員、観協関係者がバスの乗り入れが出来るかどうかを試運転した。

 これは同協会員の旅館、御師山舎、仕度所などへ団体登山の申し込みが多数あり、これらはバスによる登山希望を申し入れて来ている。そこで専用道路をもつ富士山自動車会社の昨年までの実績を証拠に、円滑な輸送によって吉田口の売買を保持しようとするには県道を自由に貸し切り自動車を走らせ、富士山自動車との二本建てによって所期の成果を得ようとするものだ。しかし短期営業だけに、各業者間には相当激烈な競争が演じられるのではないかといわれている。

東京に旅行相談所
 はんでめためたきておくれ―と県観光連盟がいよいよ夏のシーズンを迎えてお客誘致に乗り出した。全国観光連盟とタイアップして、東京日本橋白木屋3階ホールに楽しい夏の旅行相談所を開設、15日から26日まで毎日午前9時から午後5時まで湖へ、山へのハイカーたちにコース、旅費、宿舎のあっせんや相談に応じる。 【当時の紙面から】

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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