『氷上のチェス』国内発祥の地は…

『氷上のチェス』国内発祥の地は…

 高度で緻密な戦略が必要なことから『氷上のチェス』といわれている「カーリング」。1998年の長野冬季五輪から正式種目となり、2018年の平昌五輪では日本チームの活躍が話題に。そのカーリング、古くは15世紀、イギリスで発祥とされるが一方、日本国内発祥の地を探ると…。

 諸説あるがその一つ、1937(昭和12)年1月18日付けの山梨日日新聞社会面では、写真付きで『氷上の新競技/カーリング制覇/山中湖に新模様』と見出しで伝えている。

 また記事には、日本で開催の五輪(1940年の札幌・東京=実際は中止)に備えるため、ドイツ五輪スケート監督として、渡欧し活躍した日本スケート連盟理事青木末弘さんが、その地で覚えて持ち帰った新ウインタースポーツ「カーリング」は、一条実孝公爵を会長とするクラブの設立によって体系を整備。多数選手の養成にあたることとなり、山中湖を舞台とする初の全日本カーリング選手権競技大会で(10チーム余が参加)でスタートすることとなった。競技委員主任からは、この競技が五輪のエキシビションゲームとして欠くことができないものとなっているので、各国選手に対戦するため十分腕を磨くようあいさつがあった−とある。

 昭和初期、これが国内で「カーリング」という言葉に触れた最初かと。ちなみに写真に写っている競技用具は現在とはだいぶ異なるようだ。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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