(ふじおむろせんげんじんじゃ)
富士山2合目に祭る浅間神社を本宮とし、山梨県富士河口湖町勝山に里宮として鎮座している。祭神木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。例祭日9月9日、花祭り4月25日。
本宮は富士山中に最初に勧請した神社である。699(文武帝3)年に奉斎したと伝えられている。708(和銅1)年に祭場の形を造り、720(養老4)、807(大同2)年に雨屋、社殿を造ったが、富士噴火のため焼失したという。その後、しばしば再興、増設がされたようであるが、1475(文明7)年に大原庄の領主小林入道正喜が相当の神田を寄付している。里宮に蔵する「勝山記」の1508(永正5)年の項に、小林尾張が神殿造営のため諸国に勧進に出た、とある。里宮は大原庄7村(郷)の産土(うぶすな)神であったが後、勝山村(現・富士河口湖町)のみのものとなった。古くは流鏑馬(やぶさめ)の神事が行われた。
里宮には戦国の古記録「勝山記」をはじめ貴重な古文書、木像、古鏡などが保存されている。里宮は勝山浅間神社と通称され、武田祈願所として信虎、信玄の尊信をうけ、当時の文書が県文化財として指定を受けている。その後、郡内領主浅野、鳥居、秋元氏らによって修理されている。 |
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