ハリモミ純林復活へ保護活動

ハリモミ純林復活へ保護活動

 山梨県山中湖村山中の国指定天然記念物「山中湖のハリモミ純林」は、山中湖北側の鷹丸尾溶岩流上に自生したハリモミの原生林。約60ヘクタールのエリアに20〜30メートルの常緑針葉樹ハリモミが密林状の純林を作っている。1種類の樹木が85%以上を占める純林はハリモミでは珍しいとされる。1963年に国の天然記念物に指定。

 1955年頃には約16万本のハリモミが立ち並んでいた。しかし、1959年の伊勢湾台風の影響で倒木被害に遭って以降、立ち枯れが進み、約10分の1に減少しているという。

 山中湖村は2001年に国から純林の土地約133ヘクタールを15億8500万円で購入し「山中湖平成の森」と命名し、保護管理条例を制定。同村や国、県で「山中湖平成の森保護管理委員会」を設立して、苗木の植樹、調査研究など保護策を講じ、再生に取り組む。また2011年には、村が純林の一部(約105ヘクタール)を地元の山中浅間神社有地入会管理組合に無償譲渡。同組合は保護管理計画を策定し、村が従来行っていた枝の伐採や下草刈りなどの管理作業を行う。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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