富士北麓の自然学習と観光の拠点

富士北麓の自然学習と観光の拠点

 旧山梨県立富士ビジターセンターは1970年11月、富士山北麓において唯一の観光利用案内施設として、県が河口湖町(現・富士河口湖町)に開設。1998年7月、建物の老朽化および施設・内容を拡充させる形で敷地内に新たに建設した。2016年6月、山梨県立富士山世界遺産センター北館に改称。所在地は山梨県富士河口湖町船津6663-1。

 鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は約1670平方メートル。1階には富士山の自然、文化、噴火史などを紹介するマルチスクリーンを設置したエントランスをはじめ、展示コーナー、インフォメーション、県産品販売ショップなどを配置。観光情報資料は豊富に揃う。2階にはイベントスペースや研修室、レストラン、展望広場を設けている。

 メーンとなる展示コーナーは、富士登山の情報やマナー、歴史などを伝える「登山」、富士山や富士五湖の成り立ちなどをコンピューターグラフィックスで紹介する「自然」、富士山が登場する文献や文学などの「文化」、富士山を撮影した写真などを展示する「芸術・デザイン」などのテーマで構成されている。

 また年間を通して、富士山や山麓に関する教養講座や写真展などの企画展示を開催。センターに隣接する自然遊歩道「自然観察園」では、ミニエコツアーも実施。さらに館内には、富士山ボランティアセンター、県庁世界遺産推進課分室、観光資源課分室などもあり、それぞれスタッフが常駐している。

 県は2012年6月、2013年の富士山世界文化遺産登録実現を見据え、「県富士山世界遺産センター」の開設を決め、設置場所を富士ビジターセンター敷地内に決定。2015年1月着工、2016年完成。同年6月の開館に際し、富士ビジターセンターは富士山世界遺産センター北館に名称変更された。北館は従来通り入館無料、年中無休となっている。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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