ダイヤモンド富士の展望台として注目

ダイヤモンド富士の展望台として注目

 竜ケ岳は標高1485メートル、山梨県富士河口湖、身延の2町にかかる。

 山梨百名山の中で「竜」の付く山は二つある。奥秩父の飛竜山とこの竜ケ岳。飛竜山はごつごつとした山容だが、こちらはこんもりとしたなだらかな曲線の山。特に南面は深いスズタケに覆われていて、柔らかい感じさえする。富士河口湖町本栖あたりでは小富士とも呼ぶ県境の山。

 優しい外見に似合わない名前の由来は、次のような伝説による。「富士山が噴火した時、真っ赤に焼けただれた溶岩が本栖湖に流れ込んだ。湖水は煮えたぎり、湖の主の竜は熱さに耐え切れなくなった。ついに湖から逃げ出し小富士に駆け登った。以後、この山を竜ケ岳と呼ぶようになった」「ある時、湖底に住む竜が富士山噴火を村人に告げた。小富士に登って難を逃れた村人が、竜に感謝してこの山に登り、信仰の対象にした」

 山頂に立つと雄大な富士山と、裾野に広がる富士ケ嶺の牧場が見渡せる。また、南アルプス南部の諸峰も見事。

 厳冬の富士山頂からキラっと初光が輝く。「ダイヤモンド富士」と呼ばれる1月1日の初日の出。登山者たちは、荘厳な雰囲気に感動する。この山はダイヤモンド富士の展望台として注目を集める。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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