山頂直下をリニア疾走

山頂直下をリニア疾走

 九鬼山は山梨県都留、大月の2市にまたがる桃太郎伝説の山。標高970メートル。登山口は、リニア実験線のすぐ南と北。南の杉山新道を登って行くと、左手下にガイドウエー。運が良ければ走行車両が見える。

 杉山新道を稜線に出て尾根を南東に登ると富士山の展望台。ここから東へ行くと樹林に囲まれた山頂。2万5000分の1の地形図を広げて見ると、実験線のトンネルが三角点の真下を通っている。山頂まで約2時間。リニアの想定だと東京−大阪間は約1時間。頂上へ着くまでにリニアは往復してしまう計算になる。

 9匹の鬼伝説から山の名前がついたと思われがちだが、昔は「九喜」と書いた。1745年の井倉村絵図、1773年の銘がある九鬼神社の石灯籠は「九喜」となっている。それ以後の1806年の田野倉絵図、1814年成立の「甲斐国志」は「九鬼」と書いてある。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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