西湖野鳥の森公園

西湖野鳥の森公園
(さいこやちょうのもりこうえん)

 山梨県富士河口湖町西湖2068。富士五湖の一つである、西湖畔に広がる青木ケ原樹海に面して整備されている。樹海の一部を園内に取り込んだ形状で、遊歩道から原生林の迫力を堪能できる。園内の至るところで四季折々の野鳥がさえずり、間近に観察が楽しめる。樹海越しに雄大な富士山を眺めることができ、週末にはお弁当を広げた家族連れなどでにぎわう。

 公園周辺ではこれまでに約210種の野鳥が確認されている。ヤマガラ、ホオジロなど1年を通して見られる鳥に加え、センダイムシクイやカシラダカなどの渡り鳥も飛来。時折、リスやタヌキも姿を見せる。公園内にある観賞花園は、季節の花が色とりどりに咲き乱れる。桜や紅葉のスポットとしても有名。

 中央に位置する樹海ギャラリーが拠点施設。木造2階建てで、2階に望遠鏡を常備したバードウオッチング専用のスペースを設けている。屋内なので天候や季節に関係なく快適な環境でバードウオッチングができる。1階にはレストランや野鳥の写真を展示したギャラリーがある。

 芝生広場は、毎年1月下旬から2月上旬に開催され冬の風物詩となっている「樹氷まつり」の会場となる。まつり見どころは、干支などをかたどった大きな氷のオブジェ。間伐材などを組んだ骨組みに、スプリンクラーで夜間に水をかけると、寒さで凍っていく。ライトアップされたオブジェと、雪化粧した富士山の対比は美しい。また、芝生広場を中心に、年間を通してさまざまなイベントが開催される。さらに、団体で木工細工を体験できる工作室やバーベキュー広場、西湖から引き上げられた県内最大級(全長10.85メートル、幅0.8メートル)の丸木舟を展示した保存館などもある。

 西湖野鳥の森公園は1992年、当時の南都留郡足和田村が整備、同年8月オープンした。総面積は7.4ヘクタール。野鳥観察や木工体験を目的に、修学旅行で訪れる小中学校も多い。富士急行線河口湖駅から西湖・青木ケ原周遊レトロバスで約43分「西湖野鳥の森公園」下車。また、中央自動車道河口湖IC、東富士五湖道路富士吉田ICから車でいずれも約20分。駐車場は約50台。年中無休で常時園内に入れるが、バードウオッチング室やレストランなどがある樹海ギャラリーは毎週木曜日が定休。木工体験とバーベキュー広場利用は有料で予約が必要。
富士山NET−西湖野鳥の森公園
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