城跡から市街地と併せ一望

城跡から市街地と併せ一望
 JR中央線大月駅の北東、桂川沿いにそびえ立つ岩殿山。市街地から見上げると、標高差約120メートルの鏡岩と呼ばれる岩壁が目を引く。

 大月市のシンボルとして市民に親しまれ、駅から山頂まで約1時間で登ることができる。登山道は石段で舗装された道がほとんど。ハイキングコースとしても親しまれ、首都圏からもハイカーが大勢訪れる。

 大月市は「富士の眺めが日本一美しい街」として売り出している。岩殿山の標高は東京スカイツリーの高さと同じ634メートル、山梨百名山の中で下から2番目。眼下には市街地とともに富士山が一望できる。

 登山道入り口から約10分、中腹にある丸山公園にはソメイヨシノが約300本あり、見頃になると満開の桜と尾根越しにのぞく富士山の競演を目当てに、県内外から多くの登山者や観光客が訪れる。公園内にある岩殿山ふれあいの館(木造2階建て)は、中世の城をイメージした外観。2013年にリニューアルオープンした山岳写真家白簱史朗さんの写真館がある。生で眺められるだけでなく、白簱さんが市内の山々から撮影した霊峰のさまざまな表情≠煌yしめる。

 山頂部には、武田氏や武田二十四将の小山田氏が国境防備の拠点とした岩殿城の遺構も残る。今はテレビ塔が立ち並ぶ最高地点が本城と呼ばれる。山頂からの眺めは、その光景から「十二単の富士」ともいわれる。
富士山NET−岩殿山
岩殿山


山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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