「山梨百名山」を1冊の手帳に

「山梨百名山」を1冊の手帳に
 山梨県は世界文化遺産登録の富士山をはじめ、ユネスコエコパークに登録された南アルプス、八ケ岳など高山・名山が多い。これらの山々の中から、古里の自然、文化、歴史の豊かさ再発見を目的に1997年2月に県が選定した「山梨百名山」を1冊の手帳にまとめ、2014年8月8日(やまなし山の日)に公益社団法人やまなし観光推進機構が「山梨百名山手帳」として発行。

 手帳は、登山者が「山梨百名山登頂証明書」を申請する際の資料として、登頂記録を記帳してもらうことを目的。安全登山のための注意事項、百名山マップ、百名山登頂チェックリストのほか、各百名山の紹介と登山時の日程や天候、メンバーや感想を記す登山メモ欄などを記載。

 2015年には、主要な登山ルートを難易度別で分けたランク付け(グレーディング)情報を加えて再発行。百名山の各紹介ページに主要ルートのランクを表示。冊子を見て体力や技能に合った山を選ぶツールとし、続発する山岳遭難の防止にもつなげる。またインターネットで登山計画書などを提出できるウェブサイト「山と自然ネットワーク『コンパス』」の利用を促すページも加えた。

 2018年には、前年10月に富士山などでの厳冬期の登山届提出を義務化する「県登山の安全の確保に関する条例」を施行したことから、条文などを記載した新しい冊子を県が作成。冊子はA6判で62ページ。登山届の提出や登山のルール、基本的なマナーをまとめた「登山を安全に楽しむための指針」、条例の内容、主な山のグレーディング、山梨百名山のリストなどを掲載。登山後は県内で食事や温泉を楽しんでもらおうと、ウェブサイト「富士の国やまなし観光ネット」も紹介。約3万部を登山用品店や登山口などで配布。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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