「富士講」テーマに誘客プロジェクト

「富士講」テーマに誘客プロジェクト
 山梨県富士山世界文化遺産保存活用推進協議会が進める「富士講」をテーマにした誘客プロジェクト「REBIRTH!富士講プロジェクト」。世界文化遺産としての富士山の価値をPRし、通年型の観光振興につなげるのが狙い。

 2015、16年度に吉田口登山道などを登るモニターツアーを開いたり、富士山周辺で観光ガイドをしている人を対象に研修を行った。2017年度には、江戸時代の富士講信者の巡礼路を体験してもらう観光を提案。巡礼路を体験してもらう三つの巡礼コースを決定し、コースをまとめたパンフレットを作製した。

 パンフレットは「富士参詣の道を往く」と題し、巡礼路ごとにまとめた「御内八海」「富士山道」「鎌倉街道・道者道」の3種類。「御内八海」は、富士五湖全てを通過して巡礼するコースで、富士講の概要などを解説。「富士山道」は、江戸の日本橋を起点にし、金鳥居や外川家住宅を巡礼する。また「鎌倉街道・道者道」では、室町時代以降に富士講信者が訪れたとされる街道を取り上げている。パンフレットは、A2判サイズで折り畳める。それぞれ約5000部を作製し、道の駅など観光施設で配布している。

 また、同協議会は信仰の対象としての富士山を体験できるツアーコースも検討。旅行会社に提案し、2017年9月から都内や横浜発着のツアーが催行されている。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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