富士山溶岩流の最長到達点

富士山溶岩流の最長到達点
 富士山の噴火で地底から噴き出したドロドロの溶岩は北側へ流れ出したものが御坂山系にぶつかって沢や谷を埋め、美しい富士五湖を形造った。

 一方、北東へ流れ下った溶岩流は富士吉田、都留の急斜面を一気に流れ下り、山梨県大月市猿橋にまで達した。噴出口から、溶岩の流れた流下行程は36キロ以上で富士山の溶岩流のなかでも最長で、到達地点の地名から、猿橋溶岩流と呼ばれている。

 この溶岩流の上を流れている桂川は溶岩台地を侵食、深い渓谷美を形成した。日本三奇橋のひとつ大月市猿橋町の猿橋は溶岩流の割れ目を水が削り取った渓谷の両断崖にかけられたもの。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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