クニマス産卵期は「色濃く」「平たく」

クニマス産卵期は「色濃く」「平たく」
 クニマス、成長につれ黒っぽく−。山梨県富士河口湖町の西湖で生息が確認されたクニマスは、成長するにつれ体色が暗くなり、産卵直前や産卵期には濃い緑色になることが2014年、京都大総合博物館の中坊徹次教授らのグループの研究で分かった。また、この時期には体形が平たくなることも判明。死後には黒色になるという。

 中坊教授らは2010〜11年に西湖で採集したクニマス59匹とヒメマス58匹を分析。DNA検査を行い、クニマスとヒメマスを区別した後、成長段階ごとに色や形を調べた。

 中坊教授によると、生後1年前後のクニマスの多くは背中が淡い緑で、体は銀色、腹は白いが、卵巣や精巣が成長するにつれ、背中が褐色に、体は銀褐色に変化。大型のものは体色がさらに暗く、暗い灰色の個体もあった。産卵直前や産卵期には全体が暗い緑色に変化し、死後は黒色になるという。

 この時期には体の形も平たく変化するという。また、約40%のクニマスの背中の縁付近で暗い色の斑点も確認された。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
当ウェブサイト上の掲載情報、写真等の無断複写・転載を禁止します。