山梨日日新聞:2010年06月27日(日)

「山開きまでに山頂へ」
風雨の中、100人が富士山雪かき


 富士山の山開きとなる7月1日を前に、山小屋関係者でつくる富士山吉田口旅館組合などは26日、8合目から山頂にかけて登山道の除雪作業をした。9合目と山頂間には厚いアイスバーンが残っていることから、27日も60人態勢で作業を続ける。県は山頂までの登山道利用の可否を判断する調査を29日に行う。同組合は「安全を確保し、山開きまでに山頂登山を間に合わせたい」としている。

 26日は同組合のほか、登山ガイド、県や富士吉田市の職員ら約100人が参加。風雨が時折強くなる悪天候の中、スコップやつるはしで雪をかき、アイスバーンを砕いた。同日の作業で8合目周辺の雪はほぼかき終えた。

 一方で、特に残雪が多い9合目から山頂にかけては、登山が可能な道幅は確保できたものの、厚さ20センチほどのアイスバーンに覆われており、27日も作業を続ける。

 残雪の量が多く、登山道の雪かきが行われるのは今年で4年連続。昨年は7月1日正午まで、「アイスバーンによる転倒の可能性がある」として、8合5勺から山頂までの登下山道が通行禁止になった。

 山小屋の30歳代の従業員男性は「多くの人が山開きを待っている。7月1日には安全に山頂まで行けるようにしたい」と話していた。


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