山梨日日新聞:2012年07月11日(水)

富士山5合目亀裂「経過確認を徹底」 横内知事


 昨年3月に起きた静岡県東部地震の影響で、富士山5合目で地面に長さ約20メートルの亀裂が生じた問題で、横内正明知事は10日、「しっかり観測を続け、必要があれば対策を取る」と述べ、土砂崩落などの被害防止へ経過の確認を徹底する考えを示した。

 横内知事は、亀裂について「学者は噴火とは関係はないとしているが、土砂崩落の可能性は指摘している」と説明。「亀裂を挟んで観測点を設け、地盤が動いたかどうか確認する」と述べた。県は近く観測を行い、6月の観測時と比べて亀裂に広がりがないか初めて確認するという。一方、気象庁は亀裂について「富士山の観測データに異常はなく、噴火の兆候は認められない」として、火山活動ではなく、地震が原因との見方を示している。

 県砂防課によると、昨年3月15日の地震発生後、富士山有料道路(富士スバルライン)の点検をしていた県道路公社の職員が小御岳神社付近で亀裂を発見。神社によると、幅、深さはともに数センチで、現在は砂利などで埋まっている。


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