カーリング女子、富士急 勝負のシーズン
平昌五輪へ海外で鍛錬
有力2選手が加わり充実

更新日:2016年09月27日(火)

 カーリング女子の富士急は10月のカナダ遠征(5〜26日)から、2018年平昌五輪(韓国)出場権獲得に向けた勝負のシーズンに入る。昨シーズン(15〜16年)の日本選手権で2位に入ったチームには経験豊富な新メンバー2人が加入し、技術面だけではなく戦術面でも底上げを図ってきた。五輪出場の条件となる日本選手権(長野・軽井沢、来年1月29日〜2月5日)優勝を目指す。

 結成7季目の今季は西室淳子、小穴桃里、石垣真央(以上富士急)、小谷優奈(神奈川・海老名高)、倉光杏佳(早大)の5人で臨む。リードを務める石垣は北海道・常呂高やヒト・コミュニケーションズで、倉光はあおもりユースでそれぞれ活躍。西室雄二コーチは「実績、経験のある選手。チームにとってプラスになる」と高く評価する。

 昨シーズンの日本選手権は、決勝で世界選手権2位のLS北見に敗れたものの、準決勝ではソチ五輪代表の北海道銀行を撃破。スキップの小穴は「接戦をものにして決勝に進んだことは自信になった」と語る。

 一方で「投球ミスなど試合ごとの波が大きい」(西室淳子)のが課題だ。シーズンオフは拠点の山中湖・カールプレックスフジで投球やスイープなど基礎練習を重ねつつ、積極的にコミュニケーションを図りチームワークを磨いてきた。「どうぎんクラシック」(8月)では北海道銀行に再び勝利し、小穴は「技術、戦術とも精度が上がっている」と手応えをにじませる。

 富士急は、日本オリンピック委員会の強化指定チームBに選ばれたため、日本選手権の予選は免除される。カナダ遠征で世界の強豪が集うワールドツアー大会に出場した後、12月に米国、来年1月にはスイスでの国際大会で実戦を重ねる。

 五輪代表となるには日本選手権で優勝し、LS北見との日本代表決定戦に勝たなければならない。西室淳子は「厳しい戦いになるが、現実的に日本一を狙えるチームに成長した。五輪出場の夢をかなえたい」と力を込めた。

〈富士急メンバー〉
 西室淳子(にしむろ・じゅんこ)チーム長野で2006年世界選手権出場。富士急。長野県出身。35歳。
 小穴桃里(こあな・とおり)駿台甲府中−駿台甲府高。富士急。甲府市出身。21歳。
 小谷優奈(こたに・ゆうな)神奈川・海老名高3年。神奈川県出身。18歳。
 石垣真央(いしがき・まお)北海道・常呂高で10年日本選手権2位。札幌国際大−ヒト・コミュニケーションズ。富士急。北海道出身。24歳。
 倉光杏佳(くらみつ・きょうか)あおもりユースで15年日本ジュニア選手権3位。早大1年。青森県出身。18歳。

平昌五輪を目指し、シーズン入りするカーリング女子の富士急。(左から)倉光杏佳、石垣真央、小谷優奈、小穴桃里、西室淳子=カールプレックスフジ
平昌五輪を目指し、シーズン入りするカーリング女子の富士急。(左から)倉光杏佳、石垣真央、小谷優奈、小穴桃里、西室淳子=カールプレックスフジ
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