19年W杯ラグビー仏代表 北麓合宿
富士吉田、富士河口湖が合意

更新日:2018年03月20日(火)

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会で、富士吉田市と富士河口湖町、県は19日、フランス代表が両市町を拠点に事前合宿することで基本合意したと発表した。W杯日本大会で県内での事前合宿が決まったのは初めて。滞在費用は地元自治体や県内でラグビー普及に取り組む団体が負担。地元自治体は、観光客の増加などの経済効果やフランスとの交流促進を期待している。

 両市町が今回基本合意したフランス代表の合宿は、大会組織委員会が選定する「公認チームキャンプ地」とは別に、両市町や県などが独自に誘致。日本大会は来年9月20日の開幕が予定され、両市町によると、フランス代表は同月上旬の8日間、両市町で事前合宿をする方向で調整している。

 基本協定書には、富士吉田市の富士北麓公園や富士河口湖町のくぬぎ平スポーツ公園などを練習拠点とすることを盛り込んだ。

 堀内茂市長は19日の会見で「事前合宿の誘致で多くの観光客が期待できる。これを機に富士北麓をラグビーのメッカにしたい」、渡辺喜久男町長は「多くの人が訪れるので期待に反しない受け入れ態勢を検討する」と語った。

 宿泊費や移動費などの滞在費用は千数百万円と見込まれ、両市町と「ラグビーを応援する山梨の会」(長沢重俊会長)が負担する方針。両市町は大会組織委が費用を負担する公認キャンプ地にも応募しており、同市は「引き続き公認キャンプ地としての合宿誘致も実現を目指す」としている。

 2020年東京五輪では、フランスの男女7人制ラグビーが富士吉田市で事前合宿をすることで、既に合意している。県や地元自治体は東京五輪の合宿誘致で生まれたフランス側との関係を生かし、W杯日本大会の事前合宿も働き掛けていた。

 県は事前合宿を見据え、14年度から富士北麓公園の改修に着手。これまでにウエートトレーニング室や屋内練習走路、夜間照明、W杯基準のラグビーゴールを整備。18年度はグラウンドの芝生の張り替え工事を進める。

 フランスはラグビーW杯で準優勝3回の強豪。最新の世界ランキングは8位。W杯日本大会に向け、フランスの旅行会社は県内の滞在を組み入れた観戦ツアーを企画していて、県はツアー客と県内のラグビーファンらが交流するイベントの開催を検討している。

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