富士山麓に直通特急
「あずさ」は名称を統一
JR東が来春

更新日:2018年11月04日(日)

 JR東日本が来年3月のダイヤ改正で、中央線の新宿(東京)と富士急行の河口湖を結ぶ特急の定期列車を新設することが3日、分かった。

 世界文化遺産の富士山や、山麓にある河口湖などの富士五湖が訪日観光客に大人気であることに対応し、快適な移動を売りにする。名称については年内に発表する見通しだ。

 この列車を含む中央線特急は新型車両E353系に原則として統一。主に新宿と松本(長野県)を結ぶ列車名を「あずさ」に一本化し、速達タイプに付く「スーパーあずさ」の名称は廃止する。

 新設される特急は3両編成で毎日運転し、1日に数往復させる計画だ。中央線では主に新宿と甲府を結ぶ特急「かいじ」と連結して12両編成で走行。大月で切り離して富士急行に入り、行楽客の乗降が多い富士山、富士急ハイランドの両駅に停車する見通し。

 河口湖には千葉県の成田空港を発着する特急「成田エクスプレス」が土曜と休日に一部乗り入れているが、「平日にも特急を設けて利便性を高める」(関係者)という。

 一方、中央線特急はE353系への統一を機に自由席を廃止し、原則としてグリーン車と普通車指定席で運用する。座席指定を受けずに乗った利用者は、空席があれば座れるようにする。

 あずさ、かいじの一部列車に残る従来車両E257系の大半は改装し、東京と静岡県・伊豆半島を結ぶ特急「踊り子」で2019年にも運転を始める。

 富士河口湖町観光連盟の山下茂理事長は「首都圏から富士北麓地域への直通便が増えれば外国人だけでなく、日本人観光客の増加につながる」と効果を期待した。

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