外国人宿泊、はや年間最多
県内163万人、1〜9月で更新
東南アジア大幅伸び

更新日:2018年12月01日(土)

 今年1〜9月に山梨県内で宿泊した外国人の延べ人数(速報値)は163万2020人で、昨年の年間実績(確定値)を2万3260人(1.4%)上回り、過去最多となったことが30日、県宿泊旅行統計調査で分かった。中国人が最多で、台湾やベトナム、マレーシアなどは昨年から大幅に伸びた。県観光企画課は、世界文化遺産・富士山の人気定着や、高い経済成長をみせている東南アジア圏でのセールス効果が要因と分析している。

 県観光企画課によると、調査は県内の1373カ所を含む全国の宿泊施設5万施設以上を対象に毎月実施。1〜9月の数値は県が合算して公表した。

 全体の延べ宿泊者は、前年同期から29万6330人(4.8%)増の649万6830人。外国人は前年同期を47万1680人(40.7%)上回る163万2020人で25.1%だった。47都道府県では10番目に多く、上位は東京や大阪など都市部や空港がある都道府県だった。

 同課によると、1〜9月の外国人宿泊者の昨年同期と比べた伸び率は全国5番目、延べ宿泊者数に占める外国人の割合は全国4番目に高かった。

 国・地域別でみると、従業員10人以上の施設の宿泊者127万6050人のうち、中国が昨年同期を11万7170人(27.6%)上回る54万2140人で外国人全体の42.5%。台湾21万650人(前年同期比79.6%増)、タイ11万8240人(23.6%増)、香港8万760人(53.4%増)、ベトナム5万4480人(106.6%増)、インドネシア3万4830人(25.2%増)と続いた。

 ベトナムとインドは昨年同期の約2倍、台湾やマレーシア、香港、シンガポールなども伸びが大きかった。

 日本政府観光局(JNTO)によると、経済成長を続けるタイやインドネシアなど東南アジアからの訪日客が増加傾向。山梨は訪日客の「ゴールデンルート」と呼ばれる東京−関西エリア間にあり、「海外で富士山の認知が進んでいる」(担当者)ため人気が高いという。

 一方、1〜9月の日本人の延べ宿泊者は前年同期から17万5350人(3.5%)減の486万4810人。同課によると、夏場の酷暑で外出を控える人が多かったことが影響したとみられる。

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