霊峰保全へ機運醸成
富士山の日、静岡で式典
研究発表、関連施設も開放

更新日:2019年02月24日(日)

 「富士山の日」の23日、静岡県御殿場市で山梨、静岡両県による「富士山の日フェスタ2019」が開かれた。両県の富士山世界遺産センター代表者が研究成果を発表。山梨県内では富士山の日に合わせたイベントもあり、富士山の保全、文化的価値の普及へ機運を高めた。

 フェスタは毎年、両県で交互に開催している。同日は約260人が出席した。

 川勝平太静岡県知事は「富士山に恥じないような品格のある地域づくりを進めていきたい」とあいさつ。長崎幸太郎山梨県知事はビデオメッセージを寄せ、「国や静岡県などと連携し、さまざまな取り組みを積極的に進め、富士山を美しい姿のまま後世に残し、価値を末永く引き継いでいきたい」と語った。

 講演会では、山梨県側センターの堀内亨主幹が「溶岩洞穴をめぐる信仰」をテーマに、船津胎内樹型を例に挙げ「江戸時代の絵図にも詳細に描かれている。講社が立ち寄り、修行の場所だった」などと研究報告した。静岡県側センターの松島仁教授は「富士山イメージの政治学−徳川将軍を中心に−」と題して講演した。

 山梨県内では、富士河口湖町の同センターや富士吉田市のふじさんミュージアムが無料開放され、来館者が展示物を見るなどして、富士山の歴史や文化的価値を学んだ。同ミュージアムでは、折り紙で富士山を作る体験イベントもあった。

富士山の保全や文化的価値などを後世に引き継ぐことを確認した「富士山の日」フェスタ=静岡県御殿場市
富士山の保全や文化的価値などを後世に引き継ぐことを確認した「富士山の日」フェスタ=静岡県御殿場市
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