「富士回遊」デビュー
北麓観光アクセス向上

更新日:2019年03月17日(日)

 JR新宿駅と富士急行線の河口湖駅を最短1時間52分で結ぶ特急「富士回遊」の運行が16日、始まった。世界文化遺産富士山の周辺を訪れる人は増加傾向で、東京からのアクセス向上で外国人客を含めた需要の取り込みを目指す。

 富士河口湖町の河口湖駅に最初の定期便が到着したのは午前10時22分。多くの外国人観光客らが降車した。ホームでは多くの鉄道ファンがカメラを構えて電車を迎え入れた。新宿駅から乗車した東京都渋谷区の会社員熊谷岳さん(47)は「東京から直通で富士山方面に来ることができるのは非常に便利」と話した。

 到着前には運行開始を祝う式典が行われ、沿線の関係者26人が出席。富士急行の堀内光一郎社長は「(直通電車の運行によって)観光客だけでなくビジネスで訪れる人も増える。大きな効果がある」とあいさつした。

 富士回遊の車両は2017年に導入されたJR東日本のE353系を主に使用。JR東日本と富士急行によると、新宿−大月間は特急「かいじ」と連結して運行し、富士回遊は大月駅で切り離され、河口湖駅に向かう。

 富士急行に直通で乗り入れるため、新宿−河口湖間は、乗り換え時間を含めて約30分の短縮になる。平日は2往復、土曜、休日は臨時列車として1往復増便する。

運行を開始した富士回遊=富士急行線河口湖駅
運行を開始した富士回遊=富士急行線河口湖駅
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