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山梨日日新聞:2003年09月05日
下半身不随の米大学生 富士登頂に成功
補助具故障も克服
 四輪の特製補助器具を使って自らの腕力を頼りに富士登山をしていた下半身不随の米国人大学生キーガン・ライリーさん(22)が四日、登頂に成功した。

 ライリーさんは一日に六合目の山小屋を出発。岩場が多い登山道を避け、下山道を登山ルートに選んだ。四日午前四時ごろに八合目を出て、午前十時ごろに山頂に到着。「登山中は曇っていた天候も、山頂では窓が開いたかのように晴れわたり、太陽が見えた」(ライリーさん)と言う。

 登山の際は、補助器具が故障してハンドルが利かなくなったり、斜面の細かい石に器具の車輪がスリップするなど苦労もしたが、同行した兄弟ら七人のサポートもあって無事に登頂。当初は六日間の予定だったが、計画より二日早く登山を終えた。ライリーさんの挑戦を報道で知り、ライリーさんに会うために高校生十数人が駆け付けるなど、登山中は多くの日本人に声を掛けられ、激励されたという。ライリーさんは「これからも、さらに高い山に挑戦していきたい」と意気込んでいる。
自らの腕力を頼りに富士山登頂を果たし、兄弟らと喜びを分かち合うキーガン・ライリーさん(前列中央)=富士山6合目

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