山梨県富士河口湖町精進では、台風などによる大雨の影響で精進湖が増水すると、幻の湖、通称「赤池」が出現することがある。新富士火山の噴火で「せの海」が分断され、現在の精進湖と西湖となった際にできたと見られる。大きさは長軸約100メートル、短軸20―30メートル、深さ約7メートルで通常は枯渇している。
精進湖には湖水の流出口がないため、水位が上がると地下水が赤池にも湧き出して水がたまると見られる。
1980年以降では、1982、83、89、91、98年に出現。最近では2004年10月に、秋雨前線と台風22号の影響により、国道139号の「瀬々波橋」南東側の森林くぼ地に現われ、同月14日には東西約50メートル、南北約20メートルの大きさになった。さらに2011年9月には、台風12号と15号の影響により、7年ぶりに姿を見せた。
河口湖、山中湖、西湖、本栖湖、精進湖に続く「富士六湖」とも呼ばれ、出現時には地元住民や観光客の話題になる。 |
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富士河口湖町精進に出現した「赤池」=山日YBS「ニュースカイ」(NEWSKY)から |
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