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2021.3.21 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / 文化・芸術 /

富士北麓の自然学習と観光の拠点

 1970年11月、富士山北麓において唯一の観光利用案内施設として、山梨県が河口湖町(現・富士河口湖町)に「県立富士ビジターセンター」を開設。1998年7月、建物の老朽化および施設・内容を拡充させる形で敷地内に新たに建設。2012年6月には、翌年の富士山世界文化遺産登録実現を見据え「県富士山世界遺産センター」の開設を決め、新たな建物の設置場所を富士ビジターセンター敷地内に決定。2015年1月着工、2016年完成。同年6月の開館に際し、新館を「富士山世界遺産センター南館」と命名。一方、富士ビジターセンターは「富士山世界遺産センター北館」に名称変更された。所在地は山梨県富士河口湖町船津6663-1。

 北館は鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は約1670平方メートル。1階には「富士山の自然」をコンセプトにした展示室を中心に、インフォメーションコーナー、県産品販売ショップ、イベントスペースなどを、2階には展望広場やカフェ、研修室などをそれぞれ設けている。

 メーンとなる展示室は、2021年3月に大規模なリニューアルを実施。広さ約200平方メートル、新型コロナウイルスの感染予防の観点から、壁を取り除き動線を確保。ライトアップを変更し、明るい雰囲気とした。世界文化遺産富士山の構成資産を紹介する立体的なオブジェなど約120点を展示。富士山の成り立ちや溶岩の種類、気候の特徴を解説するパネルにはカラーイラストを追加し、分かりやすく解説。富士山が噴火した際の溶岩や火山灰の実物も展示し、実際に溶岩に触れて重さを体感できる。植物の垂直分布では、山頂付近にもイワツメクサなどが確認されたことを紹介するなど研究成果を更新。

 また年間を通して、富士山や山麓に関する教養講座や写真展などの企画展示を開催。センターに隣接する自然遊歩道「自然観察園」では、ミニエコツアーも実施。館内には、富士山ボランティアセンターなどもあり、スタッフが常駐している。

 北館は入館無料、年中無休となっている。

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