2015.8.31

忍野村で忍者体験 富士急行が新観光施設を整備 外国人、子供に照準 

富士急行が10月、忍野村忍草に開業する観光施設「忍野 しのびの里」の完成イメージ図

 富士急行(富士吉田市新西原5丁目、堀内光一郎社長)は10月、忍野村忍草に、村名に掛けて「忍者」をテーマにした観光施設を開業する。富士山の世界文化遺産登録を機に増加傾向にある外国人観光客や子どもたちを主なターゲットに、忍者を体験できるからくり屋敷を整備。富士山を背に本格的な和風庭園も楽しめ、「日本の原風景に触れられる」新たな観光スポットを目指す。
 富士急行によると、富士山麓を訪れる外国人観光客の増加に伴い、世界文化遺産の構成資産である忍野八海も人気スポットとなっている。一方で「忍野八海以外の目的地がなく、食事ができる場所が少ない」(同社)ことから、新たな観光施設「忍野 しのびの里」の整備を企画した。
 予定地は県道山中湖忍野富士吉田線沿いで、「四季の杜おしの公園」の西側約2万1千平方メートル。「忍野富士急ホテル」の跡地を活用して整備し、富士急行が経営する。
 敷地東側に忍者からくり屋敷、茶どころ、飲食物販棟を新たに建設する。忍者の衣装を貸し出し、観光客が記念撮影をしたり、忍者になりきってからくり屋敷で遊んだりできるようにする。
 建物から西側に延びる庭園からは富士山を望む。シダレザクラや梅を植え、枯れ山水の庭や地蔵を置く小道も設ける。飲食施設では富士山の伏流水を使って作るそばや豆腐などの日本料理を提供する。
 既に着工し、10月10日に開業する予定。同社宣伝部は「訪日外国人観光客が日本の原風景に触れながら、富士山麓の周遊を楽しめる場所にする」と話している。

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