2018.3.02

「富士山の日」霊峰の文化的価値発信 富士吉田でフェスタ 

講演する山梨県立富士山世界遺産センターの秋道智弥所長(右)と、静岡県富士山世界遺産センターの遠山敦子館長=富士吉田・ハイランドリゾートホテル&スパ

 「富士山の日」の23日、富士吉田・ハイランドリゾートホテル&スパで、山梨、静岡両県による「富士山の日フェスタ」が開かれた。「富士山と水」をテーマに、両県の富士山世界遺産センターの代表者が富士山の文化的価値について解説。富士山の日に合わせて募集したショートムービーコンテストの公開審査も行われた。
 フェスタは両県で毎年、交互に実施されている。この日は後藤斎山梨県知事や川勝平太静岡県知事をはじめ、関係者約400人が出席した。
 後藤知事は「両県が力を合わせて富士山をより良い形で保存、発展できるようにしていきたい」とあいさつ。川勝知事は「双方のセンターが拠点となって連携をとりながら富士山の文化的価値を発信していきたい」などと述べた。「富士山と水」をテーマにした講演会は静岡県の世界遺産センターの遠山敦子館長と山梨県の世界遺産センターの秋道智弥所長が登壇。遠山館長は富士山の噴火により誕生したという静岡県内の白糸の滝に触れ、「富士講信者の巡礼地だったことに加え、多くの和歌や絵画の題材になっている」と話した。
 秋道所長は「富士山の湧き水で富士講信者は登山前に身を清めていた」と説明。湖と富士山の競演も、絵画などの多くの芸術を生み出していると強調した。
 同日は、県内各地で富士山の日に関連するイベントが開催された。富士山世界遺産センターは無料開放され、富士山の立体絵図を作るコーナーを設けた。鳴沢村の道の駅なるさわでは「ふじさん祭り」を開催、観光客らに村特産の鳴沢菜を使ったまぜご飯などを提供した。

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