2019.3.01
県内の外国人宿泊200万人突破 富士山人気、アジア客増 昨年県内

県観光企画課によると、全体の延べ宿泊者数は3年ぶりに前年を上回った。日本人は前年比13万7540人(2.1%)減の627万7960人。外国人は前年比58万290人(36.1%)増の218万9050人。
延べ宿泊者数全体に占める外国人の割合は25.9%で全国4位。前年比で外国人宿泊者の伸び率も4位。外国人宿泊者数は10位だった。
従業員10人以上の施設に宿泊した外国人168万8110人を国・地域別でみると、中国が前年比25.7%増の70万1540人で最多。このほか台湾が同60.4%増の26万4810人、タイが同7.0%増の16万4620人、香港が同41.3%増の10万6610人、ベトナムが同80.5%増の7万5020人。
外国人宿泊者に占める中国人の割合は15年に56.2%だったが、その後、タイやベトナムなど東南アジアの観光客も増加。18年の中国人の割合は41.6%となった。
県内を訪れる外国人観光客の主な目的地は富士山を中心とする富士北麓地域。同課は「2020年東京五輪・パラリンピックなどで日本の注目度が上がるため、外国人客の増加傾向は続くとみられる。富士北麓地域以外の地域の受け入れ体制もさらに整えたい」としている。
調査は観光庁が県内の1373施設を含む全国の宿泊施設5万以上の施設を対象に毎月実施している。
広告