2019.3.29

東横イン、大月で着工 客室形態、観光客を意識 来年秋開業

 ビジネスホテルチェーンの東横イン(東京都大田区、黒田麻衣子社長)は28日、大月市内で新ホテルの建設に着工した。来年9月頃の営業開始を予定しており、従業員約80人は地元で採用する方針。同社はビジネスマンをターゲットにシングルルームを中心に展開してきたが、富士山麓は国内外から観光客が集中しているため、14階建て全506室のうち約7割をツインやダブルの部屋にする。
 建設地はJR大月駅北側の同市御太刀2丁目の興和コンクリート跡地。東横インは2017年11月に地権者の極東鋼弦コンクリート振興(東京)から土地を購入し、建設計画を進めていた。
 東横インによると、延べ床面積は約1万170平方メートル、高さ約47メートル。シングル52室、ツイン258室、ダブル104室などを設ける。駐車場は大型バス2台を含む127台分を整備する。
 70~80人の採用を予定し、年明けから募集を始める。同社は経営するホテルで夕食を提供しないため、市内の飲食店のメニューを同ホテルホームページで紹介し、宿泊客の参考にしてもらう。飲食店と連携し、東横の語呂合わせで1045円のメニューを用意してもらうことも計画している。
 28日は建設地で地鎮祭を行い、黒田社長やグループ会社の関係者、石井由己雄大月市長ら約40人が出席。玉串を供え、工事中の安全を祈願した。
 東横インホテル企画開発の朝海正裕取締役(50)は「大月駅は東京都内から富士山に向かう時、拠点となる場所。多くの需要を見込んで建設を決めた。年間を通じて75%の稼働率を目指し、市内の飲食店と連携して地域発展にも貢献したい」と話した。

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