2019.4.05

北麓に「異国情緒」漂う 外国人があふれる河口湖駅 

外国人観光客であふれかえる富士急行線河口湖駅=富士河口湖町船津

 3月下旬の日曜日。富士急行線河口湖駅に特急電車が到着すると、駅入り口はスーツケースを持った外国人であふれかえった。周遊バスのチケット売り場には長蛇の列。富士北麓は、多くの外国人客が訪れる本格的な観光シーズンを迎えた。
 英語、韓国語、中国語…。構内にある電光案内板や看板には、さまざまな言語が並ぶ。駅周辺の飲食店やレンタサイクル店などにも外国語表記が目立ち、辺りは「異国情緒」が漂う。
 富士急行によると、2012年度に約65万人だった同駅の乗降者数は、17年度に110万人まで増加。13年の富士山世界文化遺産登録がきっかけとなり、外国人客が劇的に増えたという。
 同社は13年、同駅で外国人観光客に対応する「コンシェルジュ」を採用。コンシェルジュの佐藤喜代美リーダーは「登録以前は閑散期があったが、今は年間を通じてにぎわいを見せている」と話す。
 訪れた人たちは富士山と湖の景色を楽しみ、和食を味わい、絵馬に願い事を書き入れるなどして「日本」を満喫している。「もてなす側も、まずは外国の文化を理解して接することが大切。心地よく過ごしてもらいたい」。佐藤リーダーがいつもの笑顔で話した。

富士急行線河口湖駅舎内にある電光掲示板。韓国語や中国語など4カ国語でバスの行き先や発車時刻を知らせている=富士河口湖町船津

河口湖北中の校門前にある看板。観光施設と間違えて敷地に入る外国人が多いため設置された=富士河口湖町河口

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