2019.5.22

富士山で救助要請→連絡せず帰宅 都内男性、県警は5時間捜索 

 富士吉田署は21日、富士山吉田口登山道8合目付近で遭難したとして通報があった東京都在住の20代男性が、自力で下山し、無事に帰宅したことを確認した、と発表した。県警は約5時間以上にわたり、8合目などの登下山道で男性を捜索していたという。
 同署によると、男性は防寒具や食料などを持たずに富士山に登り、20日昼ごろ、8合目付近で「疲れて動けない」と救助を要請。県警山岳警備安全対策隊と同署員が同日午後4時ごろ、5合目から捜索を始めていた。
 男性は最初の通報の後、県警に「体力が回復してきたので自力で帰る」などと主張。県警は滑落の危険性や悪天候を踏まえ「その場にとどまるように」と伝えていた。その後は複数回にわたり男性の携帯電話に連絡したが、つながらなかった。
 捜索に当たっていた同署員らは男性が見つからないため、同9時半にいったん打ち切り、下山を始めた。同10時に男性から同署に電話があり、既に帰宅していることが分かったという。
 県警地域課の数野昭二次席は「けがもなく無事に帰れたことが何よりだが、夜間の富士山は救助する側も危険を伴う。早い段階で一言連絡がほしかった」と話した。男性には今後、十分な装備で登山するよう指導するという。

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