2019.5.30

大沢崩れで土石流 富士山西側、大雨で発生 

土石流によって流れ出した土砂=静岡県富士宮市内(国土交通省富士砂防事務所提供)

 富士山西側斜面の大沢崩れで21日、大雨の影響で土石流が発生していたことが29日、国土交通省富士砂防事務所への取材で分かった。大沢川を下って約1万7千立方メートルの土砂が流れ出たという。砂防施設で食い止めたため、けが人などの被害はなかった。
 同事務所によると、21日午前9時25分ごろ、大沢川に設置している監視カメラで土石流を確認。土砂は川を下ったが、コンクリートブロックで床固め工事を施した砂防施設「大沢遊砂地」で下流への流出を抑えたという。
 静岡県富士宮市は20日夜から雨が降り、同市などは21日朝に土砂災害警戒情報を発令。国交省が大沢川に設けた雨量観測局では午前8時からの1時間で29ミリの降水量を観測しており、事務所は大雨によって土石流が発生したとみている。
 大沢崩れは山頂直下から標高2200メートル付近まで達し、最大幅は約500メートル。日常的に土砂が崩れていて、国が砂防工事を進めている。
 大沢崩れで発生した土石流を巡っては、2000年11月に約28万立方メートルの土砂が流れ出たケースがある。

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