2019.6.06

迅速な山岳救助に備え 富士五湖消防本部が訓練 

訓練に参加した山岳救助隊=富士河口湖町船津

 富士五湖消防本部の山岳救助隊が本格的な夏山シーズンに向け、訓練を重ねている。昨年7月に専門の隊として発足後、これまでに5件の山岳遭難で出動。同隊は「迅速に救助活動できるよう備えたい」としている。
 同隊は、登山ブームを背景に管内で山岳遭難事故が多発していることを受けて組織された。以前は出勤していた署員が対応していたが、山岳救助を専門にすることで業務の効率化を図った。同消防本部によると、同様の組織設置は県内では初めて。
 隊員は2班16人で構成。昨年の発足以降は月に2回、管内にある足和田山や三ツ峠などで救助訓練をしている。これまでに下山中のけがなどによる5件の山岳遭難事故に出動し、搬送活動をしてきた。
 5月23日には、県救助技術大会を前に毎年開かれる同消防本部の訓練成果発表会に初参加。けがで身動きが取れなくなった成人男性役の人形を、高さ11メートルの位置からロープを使って下ろす技術を披露した。
 発表会でリーダーを務めた渡辺智寛消防司令補は「今後も訓練を通じて山に精通し、本格的なシーズンに備えたい」と話している。

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