2019.6.18

富士山石積み崩落、県が調査 「復旧には重機必要」 

 富士山の山頂付近で神社の石積みが崩れ、登山道をふさいでいる問題で、山梨、静岡両県は17日、崩落が判明してから初めて現場を調査した。今後、調査結果を基に工事内容を決める。山梨県の担当者は「工事が山開き(7月1日)に間に合わず、山開きと同時に山梨県側から山頂に行けない可能性がある」との見解を改めて示した。
 県世界遺産富士山課によると、現地調査は山梨、静岡両県の担当者、工事業者ら約20人が参加。須走口から山頂直下の崩落現場にブルドーザーで向かい、被害状況を確認した。
 同課によると、登山道をふさいでいる溶岩の一部は人の力では動かせないほど大きく、復旧には重機が必要という。今後、関係者で協議して工事内容や工期を判断する。同課担当者は調査後の取材に、「1日も早く復旧したいが、山開きに間に合わない可能性がある」と話した。
 現場は吉田口、須走口両登山道が合流した山頂直下の登山道。久須志神社付近で階段状に積まれていた溶岩などが幅10メートルの範囲で崩れた。昨年10月の台風の影響とみられ、山頂のフェンスは基礎部分が崩落で失われ、土台のコンクリートブロックが浮いた状態になっている。
 県は先月30日、富士吉田市内で開いた地元自治体や山小屋関係者との会議で、工事完了と登山道開通について7月第2週(7~13日)と設定したスケジュールを提示。吉田口登山道沿いの山小屋でつくる富士山吉田口旅館組合は復旧工事に関してホームページで「(静岡県側の山開きとなる)7月10日の開通を目指している」と掲載している。

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