2019.7.21

富士山文化財を保存活用 富士吉田の計画認定を、文化審答申 

 文化審議会は19日、地域の文化財の保存活用に向けて、富士吉田市など6県の6市町が作成した文化財保存活用地域計画を認定するよう宮田亮平文化庁長官に答申した。4月施行の改正文化財保護法に基づく新たな仕組みで、認定は初めて。計画に関連する事業について、補助金などの申請が認められやすくなり、速やかな事業の進展が期待できるという。
 富士吉田市は4月に同計画を策定。市内には富士山吉田口登山道の起点となる北口本宮冨士浅間神社や富士講信者が登山前に宿泊する「御師の家」があり、富士山信仰の歴史や文化を生かした事業に取り組むことを盛り込んだ。期間は2023年度までの5年間。
 具体的な事業としては、御師の家が集まる街並みや巡礼文化を体感できるような周遊ルートを設定したり、案内標識などを充実させたりする。富士山信仰に関する展示を行っているふじさんミュージアムは周辺整備を進め、交流拠点としても活用する。
 同ミュージアムの付属施設として一般に公開している御師「旧外川家住宅」は耐震診断や耐震補強を実施。旧外川家住宅や北口本宮冨士浅間神社などを巡る「おし街さんぽ」では公認ガイドの育成に取り組む。
 堀内茂市長は19日、「貴重な歴史文化の魅力を活用し、次世代へ継承していきたい。富士山と密接な関係を持つ歴史文化を生かしたまちづくりに取り組んでいく」とコメントした。

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