2019.7.22

ロード県内開催「大迫力」「感動した」 組織委と連携に課題 

沿道から選手に声援を送る観戦客=山中湖村平野

 「一流のレースを間近で見て感動した」「来年の本番が楽しみ」-。2020年東京五輪自転車ロードレースのテスト大会が行われた21日、県内の会場となった道志、山中湖両村の観戦客からは本大会に期待する声が上がった。大会運営のために大規模な交通規制が実施されたが大きなトラブルはなく、両村関係者は一様に安堵の表情。一方、大会組織委員会との間で連携が不足していた点もあり、本大会に向けた課題も浮かび上がった。
 県内は本番と同じ52.4キロのコースで行われ、選手は富士北麓の起伏の激しい峠道や山中湖畔を疾走。選手が2度通過する山中湖村の平野交差点や旭日丘交差点一帯などに多くの観客が詰め掛け、目の前を疾走する選手たちに大きな声援や拍手を送った。
 県内の運営にはボランティア「コースサポーター」約800人が参加。コースと観戦エリアを仕切る柵などを設置したほか、観客の誘導に当たった。
 一方、道志村は観戦客のために約700台分の駐車場を用意したが、利用は約300台にとどまった。担当者は「想定より観客が少なかった。周知が足りなかったかもしれない」と分析した。
 両村では午前11時半から午後5時50分にかけ、14区間で段階的に車両の通行を規制。道路の横断にも制限を設けたが、目立ったトラブルはなかったという。
 山中湖村の担当者は「無事に終わって一安心した」としながらも、コースサポーターの配置人数の情報が大会組織委と食い違って混乱するなど、意思疎通が十分でなかった点があったとした。担当者は「本大会までに課題をしっかりと洗い出し、万全の態勢を整えたい」と話していた。

撤収作業をするボランティアスタッフ=山中湖村平野

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